中級快速(+上級)リポート【9月定例・とびしま海道ライド】

リポート:KenGo


日時:9月29日(日)am7:00糸山集合

走行距離:約120km

参加者:イワちゃん、ノンノンさん、やっつん、アベちゃん、hagi-さん、サンチュウさん、サキヤマさん、よしださん(スポット参加)、KenGo

*イワちゃんとhagi-さんは上級からの合流




日曜早朝、am4:00に起床。

サラリーマンが休日の早朝に起きるというのは、本来苦行以外の何物でもないはずだが、自転車に乗る日は不思議と一瞬で眠りから覚醒する。

早めの朝食を摂り、バイクを積んだ車のハンドルを握り、まだ夜の闇から抜け出していない317号線を北に向かって走らせる。

糸山のいつもの駐車場に車を停め、バイクを下ろしセッティングを終わらせる。

集合時間にはまだずいぶん早いが、今回は初参加の人も多いため、早めにサンライズ糸山に向かう。

もう10月が来るというのに、湿度を含んだ大気はじっとりとチームジャージの上から絡みつく。

今日も暑くなりそうだ。


案の定、すでに集合場所には臙脂色のチームジャージを身に纏った数名のローディーの姿が。

彼らと挨拶を交わしながら、バイクラックにバイクをひっかける。

仲間たちと談笑をしていると、自走組の上級班が到着。車載してきたメンバーも次々とバイクを降ろし、集合場所の建物の前は瞬く間に臙脂色で埋め尽くされた。

メンバーが揃った。

さあ、楽しいライドの始まりだ。


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ということで、らくりんサイクル9月定例ライドが始まりました\(^o^)/

今回の舞台は「とびしま海道」。

皆さんご存知のしまなみ海道とは直接繋がってはいませんが、今治港、または大三島宗方港からのフェリーで岡村島に渡ると、7つの橋を渡って広島県呉市まで行くことができます。「裏しまなみ」とも呼ばれる、隠れた名サイクリングコースです。


実は私、このとびしま海道を今まで走ったことがなかったのです。

今回は、上級班と一緒に松山から自走。目一杯、牽いて牽かれて、脚を使い切った後に初級班に合流しようと思っていたのです。

初参加の方が2名も初級班希望でしたので、ご挨拶がてらにと。


しかーーーし、直前で中級快速班リーダー・Hyugaさんが仕事のためDNSが確定!

急遽、私が中級快速班の先導をすることに。


しまった!(≧▽≦;)

とびしまは初級班リーダーの大野さんにすっかりお任せする気でいたので、ルートや休憩ポイント、食事ポイントなどを真剣に調べていなかったのです。

しっかりと事前準備をされていたHyugaさんから資料をいただき、なんとか当日までにプランを練ります。

今回の肝は、何と言ってもフェリーの時間です🚢

往路はどうにかなるにしても、復路で予定の便を逃すと結構シンドイことに^^;


逆に、往きで1便早く乗ることができると、全体のスケジュールに余裕ができます。

ということで、大三島で引き返す予定の上級班メンバー・イワちゃんに、大三島まで前を牽いてもらってなんとかその便に滑り込もうと画策( ´艸`)



さて、中級快速班は糸山を出発します。


イワちゃん「誰が前を牽くんですかー?」

私「イワちゃん、お願いしまーす❤️」


自走の道中の朝練で、すっかり体が温まっているイワちゃんの牽きに、アップもできていない快速班はヒィヒィ言いながらついていきます💦

いきなりこのスピードレンジはキツイ...笑


途中、伯方島のコンビニで補給休憩。

思惑通りの時間につきました👍

「はい、10分休憩して8:00にスタートしますよ〜」

とみんなに声をかけます。


イワちゃん「ケンゴさん、何時の便に乗るんですか?」

私「えーとね、8時50分」

イワちゃん「え?結構ギリギリやん?」

私「そそ。みんなの脚が終わってもいいから、ぶっ飛ばして❤️」

と言ったか言わなかったか、記憶が定かでございません(笑)


大三島の外周は、アップダウンが連続する厳しい区間となりますが、イワちゃんがオーダー通りアシスト役として集団を牽引します。


「平坦はなんとか走れそうですが、坂は苦手です」と言っていた初参加のサキヤマさんも、坂ではほんの少し遅れる場面もありましたが、平坦は余裕でした✌️


坂になるたびに、インターバルがかかりますが、スポット参戦のよしださんも喰らいついてきます。

あれ?アベちゃんとイワちゃんのアタック合戦に、クライマー・hagi-さんが参戦してきませんね。

おそらく、自宅までの帰りのことを考えて、脚を温存しているんでしょうね( ´艸`)


イワちゃん「なんか見えてきました!港、あそこですかねー?」

私「たぶんそう❤️」


イワちゃんアシストのお陰で、私たちは1便前のフェリーに余裕を持って乗ることができました✌️

イワちゃんは、にゅうさん率いる「中級ゆっくり班」の到着を待って引き返すそうです。

ありがとうございました\(^o^)/


わずか20分ほどの船旅で、とびしま海道の(愛媛からの)玄関口、岡村港に着きます。

着岸すると、この船に乗り込もうとしている大勢のローディーと挨拶してすれ違いました。

紺色のチームジャージに身を包んだ彼らは、きっと広島側からしまなみ海道のライドに出かけているのでしょうね。

しまなみ海道を楽しんでくださいね〜


さて、ここからはアベちゃんと先頭を交代しながら、一気にランチポイントである下蒲刈島を目指します。

30kmほどの道中、7つの橋を渡り、とびしま海道を走り抜けます。

一つ一つの橋は短いですが、右手も左手も大きく瀬戸内海の視界が開ける光景は、しまなみ海道にはないもので、とびしまならではの景観を堪能しました。

(しまなみの橋は幅が広すぎて、反対側の景色は見えにくかったりします)


1時間ほど走るとランチポイントに到着しましたが、まだ営業時間前(10:30)だったので華麗にスルー。

安芸灘大橋を渡って呉市本土に上陸しました。

ローソンに寄って、ランチ前なのにみんな補給!

ちょっと強度が高かったので、みんなハンガーノック気味になってたんでしょう^^;

私も大きめの饅頭で糖分を補給。

すぐに引き返し、11:00営業開始のお好み焼き「きしな」に時間ドンピシャで到着。


ここは地元でも人気店のようで、私たちが座ると、瞬く間に地元のお客さんで満席になってました。

そば玉をダブルにするかトリプルにするか悩むアベちゃんを横目に、みんなつぎつぎとお好み焼きを注文。

ダブルでも結構なボリュームがありましたよ\(^o^)/

とっても美味しく、お店の人もみんな明るく親切で、繁盛店である理由がよく分かりました〜



お昼を美味しくいただき、お店を出た時のことです。

グループラインをチェックしていたメンバーが、初級班でトラブルが発生していることを教えてくれました。

初級班に連絡を入れ、詳細を確認します。


どうやら今回初参加の男性が、足と脇腹を攣ってしまい、走れなくなったようです。


中級快速班で駆けつけ、初級班と合流。

幸い大事には至らなかったので一安心ですが、タクシーを呼んで先に岡村港へ帰ってもらうことに。


心配した初級班・大野リーダーは岡村港までロードバイクで追いかけ、そのまま今治港まで付き添うそうです。


そうとなれば、快速班の出番です。

可能な限り高速で、大野さんを岡村港まで送り届けるミッションを背負ったトレインを組み、再びスタートです。


先頭を回せそうなのは私とアベちゃんだったので、平坦は40km/hまでに抑え、坂は200w程度でゆっくりめで登ろうなど、走りながら打ち合わせ。

後ろが切れてしまったら元も子もないですし、私たちが疲労してしまってもダメですからね^^;


途中の登りで、サンチュウさんがいきなりアタックをかけみんなを驚かせたかと思うと、その後、ひっそりと千切れるという一幕も挟みながら(笑)、アベちゃんと何度か先頭交代。


しかし、向かい風で先頭を牽いた後、私はとうとう疲労困憊。速度が上がらなくなりました(弱いねーw)。

最後はアベちゃんに託し、力強い牽きで大崎下島の東端まで大野さんを乗せていくことができました。

やっつんも最後まで千切れることなくついてきて、随分と走力が上がっていることに驚かされました。みんな凄いなー。


ここまでくれば岡村港はもう目前です。

大野さんとはここで別れ、私たちは「御手洗の町並み」地区にバイクを走らせました。


江戸時代、風待ち、潮待ちの港町として栄えた御手洗は、商家や茶屋、船宿、神社、寺院などが密集した町並みが保存され、当時の面影を今に伝えます。


私たちは「船宿カフェ若長」でしばし休憩。

千切れたサンチュウさんもひょこりカフェに現れ、再び快速班が揃いました。

情緒あふれる海沿いの景色を眺めながら、趣のある店内でスイーツを堪能しました。(男ばかりでw)


まだまだ時間がある私たちは、近くにある「歴史が見える丘」公園をちょっぴりヒルクライムがてら登りました。

公園内のスリッピーなゲキ坂を、ノンノンさんがいとも簡単に登っていく光景がちょっと衝撃(笑)

丘からの眺めは思った通りの絶景でしたよ。



丘から降りた後、御手洗の町並みの探索を終えた初級班メンバーとばったり遭遇しました。

初級班は今から「若長」でスイーツだそうです🍨

考えることはみんな一緒ですねー(笑)


私たちもバイクを押して、町並みを探索。

まだフェリーの時間には早かったのですが、ひとまず岡村島に移動。

港近くの「せきぜんカフェ」に陣取り、フェリーが来るのを待つことに。


ここのカフェも居心地がよく、パンも絶品でした。

しばらくすると初級班メンバー数名もカフェに合流し、店内はらくりんで貸切状態に。

まったりと話し込んでいると、茶本さんがカフェに飛び込んで来て、

「おーい、急いで船にバイクを積んでくれ〜と係りの人が言ってるぞ〜」


なんと!!

メンバーは慌ただしく店を出て、フェリーに飛び乗りました!

あんなに時間が余っていたのに、危うく船に乗り遅れるとこでしたwww

船内でみんなで大笑い。


帰りのフェリーは、初級班、中級ゆっくり班、中級快走班(+上級)のオールメンバーが勢揃い。

まるで修学旅行の船内のようで、1時間あまりの船旅も本当に楽しめました✌️


今回はどきっとしたハプニングもありましたが、結果みんな無事にライドを終えることができ、とっても良いライドとなりました。

次回の定例ライドも、またみんなで楽しい思い出を作りましょうね\(^o^)/


P.S. 中級ゆっくり班の数名がライド中に迷子になってグループLINEを騒がせていたことは、このリポートでは伏せておきますね(あ、言っちゃったw)。あと、宗方港で引き返したはずのイワちゃんが、サトさん&マキさんを牽いて大崎下島を快走しているのを目撃!あれはイワちゃんの幻〜???(笑)




(KenGo)






Raku-Rin Cycle

「らくりんサイクル」は松山市を中心に、愛媛県全域で活動をしているスポーツバイク・チームです。