初級班リポート【7月定例・八幡浜ちゃんぽんライド】

リポート:大野 

 

日時 : 7月15日(月・祝) 8:00〜15:00 

集合場所 : 双海シーサイド公園 

走行距離 : 約100km 

参加メンバー : 茶本さん、のまっちさん、さとこさん、ゆうたろうさん、大野 




7月の「らくりん定例ライド」は、毎年恒例になっている『八幡浜ちゃんぽんライド』。


今回の初級班のメンバーは、パンメゾンのパンをたくさん詰め込んで家族に持って帰るため、リュックを背負って集合場所にやって来た家族想いの「のまっち」さん。 

サングラスをかけて少しハニかむと、X JAPAN のToshiに似ている、礼儀正しく誠実な「ゆうたろう」さん。 

最近ジムに通い始め、若い女性がジムに来てるかと思いきや、平日の昼間限りの会員なので、来てる女性が年配者ばかりだったので、落胆していた「茶本」さん。 

急なダウンヒルを全く臆するすることなくテクニカルに攻めることが出来る、明るくヒマワリのような「さとこ」さん。


以上の四人と私とで、スタート地点である双海シーサイド公園を出発して、八幡浜市に向かって走っていきました。 



しかしいつも思うんですが、双海から八幡浜に向かう海岸線の美しいこと。 

壮大に海が広がり、潮風が気持ちよく最高です。 

そんな道をギュイーンと飛ばして走りたいところですが、私は初級の先導役。

そこは責務を果たすため抑え気味に、スピードは25キロ前後で引っ張りました。 


そんな美しい海岸線も、全長2100mという瞽女(ごぜ)トンネル辺りから全く見れなくなります。 

しかしこのなが〜い瞽女トンネルが私は好きじゃない。

2キロという長い暗闇の中、車のエンジン音が轟き、大型トラックが横を通る度にヒヤッとなる感じはイヤですよね。

そんな話をメンバーに話したところ異口同音に、出来ることなら長いトンネルは走りたくないと言ってくれました。 

すると茶本さんが、このような事を提案してきたのです。 


「それなら大したアップダウンじゃなかったような記憶があるけれど、あのトンネルを避けて八幡浜に行けるルートがあるよ。遠回りになるけどね」と。 


そしたら皆さんそれに賛同して、茶本さんが提案したルートを走ることになりました。 

しかし茶本さんのこの発言がその後、初級コースから難易度が高い中級コースに一変することになったのでした。 


瞽女トンネルの直ぐ手前にある左手の脇道に入りドスンと急降下。 すると今度は斜度ある登り坂。 そしてしばらくすると、またダウンヒルで、そしてそれを取り戻すかのような登り坂。 

そんなアップダウンが何回も連続でやってくるんです。 

それは正にインターバルトレーニング。 


あれ?大したアップダウンじゃなかったと聞いていたのに、これは一体どういうこと? 

私は首を傾げたくなりました。 他の四人も絶対そう思ったはずです。

しかし誰もそういうツッコミをしません。

 坂が好きなさとこさんは例外として、のまっちさんとゆうたろうさんは、そう思ったはず。 

しかし二人とも優しい性格なのでそういうツッコミは致しません。 


でもここでツッコミが無いと、逆に茶本さんを追い込む結果になると判断した私は 、「茶本さん!話が違うじゃないですか!これで茶本さんは信用を一気に失くしましたね」と。 

そしたら茶本さんは、とても恐縮されて「こんな筈じゃなかったんだけど…」と。 

ありゃりゃ。私は人生の先輩に、これはちょっと言いすぎたかなぁ〜と反省しました。 


そこで今度は「茶本さん、このコースは広い海が望めて、とっても風光明媚なところですね」と、フォローを入れときました。 

いやいや実際に車も一切走ってこなくて景色が最高で、上級班辺りのツワモノが走る分に最高のコースでした。 


まぁそんなこんなで五人はハァハァと息を切らしながら、その途中何回か休憩を入れながらその道を頑張って走りました。 



そして、お昼前に八幡浜の「みなっと」にようやくたどり着きました。 

予定より遅れて「みなっと」に着いたものの、落ちあう筈のらくりんメンバーが一切居ません。 

皆んなどこに行ったんだろうと思いつつ、お腹が空いて堪らないので、直ぐ近くにあるちゃんぽん屋さんに直行しました。 

そこでらくりん共通のLINEに、その旨を伝えると直ぐにリーダーのにゅうさんから連絡が。 

「お店は席空いてますか?14人座れますか?」と。 

そこは人気のお店なんですが、その時偶然にもエアーポケットのようにお店が空いていたのです。 

そういうことで、上級、中級、初級の総勢19人が無事、ひとつのお店でちゃんぽんを食べることができました。 



さてオールメンバーで昼食を済ませ、八幡浜港のフェンス前で全員で記念撮影をした後でした。 

ゆるりと赤い車が近くに横付けしたと思ったら、そこから久しぶりに会うらくりんメンバーのKenGoさんの姿が! そして同じくらくりんメンバーの奥さんも。 

KenGoさんは、らくりんサイクルにとって無くてはならない人。 

クラブ運営の多くに携わっているからです。 

しかし体調を崩されていて、しばらくらくりんライドに参加出来ない日々が続いているのです。 

私たちが八幡浜に来てるのを知って、KenGoさん夫婦はわざわざ会いにきてくれたのでした。 

しかしこういうサプライズはとっても嬉しいものですね。 

私はKenGoさんの奥さんに 「また初級班でまってますよ」と、誘いました。 

そしたら奥さんは笑顔で、「二人一緒に復帰しますから、その時はよろしく」と。 

いやいや、これぞ妻の鑑!素晴らしい夫婦愛だと感心しました。 

というか私の嫁さんに、奥さんの爪の垢を煎じて飲ませてやりたい気分になりました。 


KenGoさん夫婦を交えて記念撮影をした後は、全員で全国的に有名なパンメゾンへ。 

パンメゾンでまったりと塩パンをかじった後は、各班別れて帰路に就きました。 



私はその前に初級のメンバーに、こんなアンケートをとりました。 

「来たコースをまた走りたい人?」って。 

そしたら誰一人反応なし(笑) よって帰りは、瞽女トンネルを走って帰りました。 


ところで茶本さんと さとこさんと私は自走しました。 

そしてルートも変更しため距離も増えました。 

だから三人共、都合150キロオーバーの距離を踏んだことに。 

150キロといえば、松山から高松までの距離ですよね。 

初級に参加しておきながら、この距離。 これウケる(笑) 


それはそうと最近、初級班の走るコースが初級班の域を、脱しているという噂を耳にします。 

そこで来月の定例ライドは原点に帰ります。 

難易度を下げて楽しく走ることを目標に段取りしたいと思っています。 恐らく暑いと思いますし。 


まだ行く場所も日にちも決まっていませんが、良かったらみなさん奮ってご参加ください!




(大野)

Raku-Rin Cycle

「らくりんサイクル」は松山市を中心に、愛媛県全域で活動をしているスポーツバイク・チームです。