中級リポート【上島町ゆめしま海道ライド】2018.5.20
投稿メンバー:大野
行程 : サンライズ糸山→しまなみ海道(大島・伯方島・大三島・生口島)→[船便]岩城島→[船便]因島→[船便]生口島→佐島→弓削島→[船便]大島→サンライズ糸山
走行距離 : 約110km 時間 12時間(昼食・休憩含む)
参加者 : 桂さん、やっつんさん、やまちゃん、Hyugaさん、大野
5月の定例ライドはゆめしま海道。
ゆめしま海道は写真の地図を見ても分かるように、狭い範囲に大小の 島が浮かんでいます。
その島々を橋や船で繋ぎ合せた海道です。
聞くところによると、このネーミングは中村県知事が考えたとか。
自転車振興に力を注ぐ表れだと思います。
さて我がサイクリングクラブは、上級・中級・初級と別れてライドするのですが、私が走る中級は今治のサンライズ糸山からのスタートでした。
しかし早朝から北東の強風が吹きすさび、生口島までの道中は ずっと向かい風。
そんな中、先導役の私は、後ろに4人を引き連れていざ発進!
すると案の定、強風で気持ちよく前に進まない。
こんなんじゃ生口島のフェリーの時間に間に合わないかもしれないと思うとちょいと焦りました。
ところが助け船ならぬ、助け自転車がスルスルと私の前にやってきたのです。
その人の名は、Hyugaさん。
Hyugaさんは、新加入で今回が初めての参加者なんですが、脚力的には上級でもいける男性。
Hyugaさんは私に「前で引きますから」と声をかけ、誰もが嫌がる強風の中の先頭を買って出てくれたのです。
しかもそれは最後までずっと。
ホントにありがたや、ありがたや。
Hyugaさんのお陰で、定刻よりも早く港に着いた私たちは、計画より一便早いフェリーに乗ることが出来ました。
ありがたや、ありがたや。
時間的余裕で岩城島に着いた私たちは、海抜ゼロメートル地帯から、4km先の標高370mにある展望台まで一気にペダルをギシギシといわせ上がりました(平均勾配7%)
こういう風に書いたら、何かカッコいいと思いますが、実はカッコいいのは、スイスイと登ったHyugaさんのみ。
後の4人はヒィヒィ言いながら、のろまの亀状態で登ったのでした。
でも達成感というヤツは不思議なもので、今までの苦行がスッと脳から消え去るんです。
しかしまぁ、苦労した甲斐がありました。
その山頂の展望台からの眺めは最高でした!
海と島々の広大な風景が織り成すパノラマは、あの亀老山を凌ぐほどの絶景!
(左からやっつんさん、Hyugaさん、大野さん、やまちゃん、桂さん)
しばらく絶景を堪能した私たちは、今度は来た道とは反対側の道を下りました。
そして海まで下りて、少し道に迷いウロウロしていた私たちの目の前に、なんとリーダーのにゅうさんが。
にゅうさんは初級の3人を引き連れて、ちょうど船から降りてきたところでした。
これが世に言う縁(えにし)かなと思ってしまいました。
しかしこの縁は、これだけに留まらず、島を半周走った場所でも起こったのです。
メンバーの一人が自販機でスポーツ飲料を買うことになり止まっていたら、今度は上級の皆さんに出くわしたのです。
いずれも道に迷い、自販機に寄った行為でのバッタリ。 これを縁と言わず何と言う!
いやいや、小さな島での出来事。
それを縁だなんて大げさですよ!だなんて言うの誰ですか?
そうこうしているうちに、時間はお昼時。
全てのメンバーが山頂を制覇して腹を空かし、寄ったところは、民宿 よし正。
そこでの総勢11人での、お昼は美味しかった。
食リポ芸能人みたいな上手い言葉は書けませんが、松山の北京町(きたきよまち)辺りでお店を出したら大繁盛間違いなしのクオリティーでした。
腹に動く原動力を詰め込んだ私たちは、お店の駐車場で全員集合写真をパチリ。
そして昼からは初級と中級はひとつとなり、上級とは別れしました。
そんなわけで、私たちは岩城島から船で生名島に渡り、島を一周。
そして次に向かったのは、佐島に架かる橋を渡って弓削島へ。
この弓削島なんですが、北東部の海岸線は侮れない坂の連続でした。
ここでリーダーのにゅうさんの判断で、初級のメンバーはその坂をパスすることになりました。
中級の我々は、その北東部に向かったのですが、これが広大な海と空が広がる風光明媚な場所でした。
やまちゃんなんか、海に向かって両腕を突き上げ、なんか叫んでいましたから。
その後、初級と合流した私たちは弓削港に行き、大島行きの船便のチケットを買いました。
そして大島に着いて、来島海峡大橋を渡りスタート地点のサンライズ糸山へとゴールしたのでありました。
その時の時刻が、午後5時半。
私が家を出たのが早朝の5時半だったので、実に12時間もの長きに渡り遊びまくったわけです。
非日常的でリフレッシュした最高の一日でした。
(大野)
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