【初心者向け】ロングライドを楽しむための装備
グループライドの時にどんな装備で行けば良いか、初心者メンバーの方から時々質問がありますので、少しまとめておきます。
らくりんのグループライドは、初級コースでも70~80km、中級だと100km前後、上級だと150km前後(場合によっては200km以上)のロングライドとなります。
グループライドに備えて、次のような装備があると安心です。
(もちろんソロでのロングライドでは、より一層重要です)
(1)メルメット *安全のため絶対必要です
(2)グローブ *安全のため必要です
(3)ライト類 *安全のため絶対必要です
(4)予備チューブ 最低1本、可能ならば2本
(5)タイヤレバー
(6)携帯ポンプ もしくは COインフレーター
(7)タイヤブート(タイヤのサイドカットなどの処置)
(8)ドリンクボトル
(9)携帯食料
(10)ミニツールセット
(11)それなりのお金
(12)道具類を入れるツールボトルやサドルバッグ など
ヘルメット、グローブについては説明の必要がないと思いますが、(3)以降について少し説明を。
(3)ライト類
夜間のライド時には絶対必要ということはお分かりでしょうけども、昼間のライドにおいてもトンネルに入るケースも多いので、フロント、リアともにライトを装備しておきましょう。トンネル内を無灯火で走るのは大変危険です!
暗くなると自動点灯するタイプのリアライトも販売されていますので、それらを活用するとトンネル前後での入り切りの手間は無くなりますよ(キャットアイのRAPID3 AUTO TL-AU630など)。
ただし自動点灯といえども、ライド前にメインスイッチを入れ忘れると点灯しませんのでご注意を^^;
フロントライトは、夜間走行が多い人は光量が高く、ランタイム(持続時間)も長いものをチョイスしましょう。最大光量は最低で400ルーメン、できれば800ルーメン以上。ランタイムは400ルーメンで3時間以上は欲しいところです。長時間の夜間走行が多い人は必ず予備のライトも持っていくようにしましょう。夜間にライトが切れたら走行不能になりますから...
そうでない人でも400ルーメン程度のライトは装備したいところです。ライドが思わぬ長引いてしまい、夜にかけて帰宅することもありますからね。
(4)予備チューブ
パンクした場合、グループライドの場合は誰かのチューブを借りることができますが、自分もしくは他人のためにも予備チューブは携帯しましょう。
最低1本、可能であれば2本持っていると安心です。ロングライド中に2回パンクすることも、ままあります。
予備チューブはサランラップでしっかり巻いて保護して、サドルバッグ 等に入れておきます。
巻き方はサイクベース・アサヒさんのリンクを貼っておきますので、参考にしてください。
http://www.cb-asahi.co.jp/html/ride-tube.html
(5)タイヤレバー
パンクによるチューブ交換の時に必要です。万が一のため、チューブ交換は自宅で何度も練習しておきましょう。
またチェーン落ちの対処の時、これを使ってチェーンを引っ掛ければ手を汚さなくて済みます^^
チューブ交換の仕方は、これもサイクルベース・アサヒさんで詳しい解説がありますので、そちらを参照ください。
http://www.cb-asahi.co.jp/html/mente-tiretube1.html
(6)携帯ポンプ もしくは CO2インフレーター
これがないと、チューブ交換しても空気が入れれなくて途方にくれるばかりです(笑)
携帯ポンプはボトルホルダーの横に装着し、その上からボトルもセットできるので、荷物にもなりませんし、走行の邪魔にもなりません。エアーゲージ付きが安心です。
コンパクトに携帯したいならCO2インフレーターという選択肢もあります。慣れれば一瞬で空気が入って大変便利な道具ですが、慣れていなくて失敗したら悲惨な目に遭います。失敗を恐れて複数ボンベを携帯すると本末転倒の恐れも...
何事も練習は必要です。
(7)タイヤブート(タイヤのサイドカットなどの処置)
タイヤブートは、走行中にタイヤの側面が裂けた場合や、釘などで穴が空いたタイヤを応急処置で塞ぐためのアイテムです。タイヤに大きく穴が空いたままチューブだけ取り替えて修理しても、タイヤの裂け目からチューブがはみ出てしまい、走行することができません。
そんな時は、このタイヤブートをタイヤの内側から貼って穴を塞ぎ、それを食い止めます。
詳しくはこちらのサイトを参照ください。
ベテランローディーは、何も無い場合は千円札を挟んで穴を防いだりするそうですね^^;
最悪の場合、それで代用できることも覚えておきましょう。
(8)ドリンクボトル
スポーツバイクのライドには必需品です。ライド中はこまめにドリンクを摂取してください。
ボトルにはいろんな種類があるのでお好みで。夏場はツーボトルでライドする人も多いです。
スポーツバイク屋さんに行けば、たくさん売ってます。ボトルゲージ(ドリンクボトルをチューブに止めるゲージ)も一緒に買ってくださいね。
(9)携帯食料
ロングライド中にお腹が減ったらもう手遅れです。計画的にエネルギー補給をしないとハンガーノック症状になって、スピードを出すことは無論、ペダルを回すことすら困難な状況に陥ります。
なので先手先手を打って、こまめに食料を補給しましょう!
25km/hで巡航した場合、1時間におにぎり3個分(480kcal)のエネルギーを消費すると言われています。グループライドではコンビニ休憩がとる場合がほとんどだと思いますので、その際にはおにぎりやパン、カロリーメイトなどの「炭水化物」を補給をする習慣をつけましょう。
また山間部などでコンビニがない場合も想定して、携帯補給食も必ず持っていきましょう。
定番はカロリーメイト、グリコのワンセコンド、アミノバイタル、パワージェル、スポーツ羊羹などなど。小さくて高カロリーなものを選んで、サイクルジャージの背中に複数入れておきましょう。
高強度のライドほど、たくさんのカロリーを必要とします。
(10)ミニツールセット
レンチやドライバーなど、いざという時に役立つツールです。サドルやブレーキの調整などに必要です。ベテランさんは必ず持ってるアイテムですね。
(11)それなりのお金
食事やドリンク補給のお金以外に、万が一、落車などのトラブルが発生した場合、お金があればなんとかなる場合が多いです。タクシーを呼ぶとか、自転車屋での大掛かりな修理だとか。
ギリギリでなく、余裕を持ったお金を携帯しておきましょう。
(12)ツールボトルやサドルバッグ など
上記の道具類を収納するために、サドルバッグやツールボトルを装備します。
サドルバッグはベテランになるほど、小さくなる(もしくはつけない)傾向がありますが、初心者の間は気にせず、ある程度の大きさのものを装備すると便利です。
(画像:サドルバッグ )
ツールボトルに道具を収める方法もあります。
ツールボトルとは、ボトルゲージに飲み物を入れる代わりにチューブやタイヤレバーなどを収納するアイテムのことです。通常2箇所取り付けられるドリンクゲージのうち、一つを使用します。
(画像:ツールボトル)
「サドルバッグのみ」、「ツールボトルのみ」、「サドルバッグ とツールボトル両方」を装備するパターンがありますが、自分の道具の容量と見合わせて装備してください。
またジャージポケットに刺す、小物ポーチを合わせて使う方法もあります。
(画像:Large Sticky Pod Lサイズ)
スマホや現金は、こういうポーチに入れておけばすぐに取り出せて便利ですね。
以上、グループライドやロングライド時における携帯道具類をまとめてみました。
ベテランになれば、さらに自分にあった取捨選択がすすんでいくことでしょう。
初心者の方はグループライドの時や、グループLINEでベテランさんに色々質問してみてください。
いろいろとノウハウを教えてくれるはずです^^
万が一に備えた準備をしっかりして、ロングライドを楽しんでください♪
(KenGO)
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